タイトル
入力したRC造の柱、はり、基礎ばりの断面について、構造規定によるチェックを行います。
操作方法は、 「部材断面の構造規定チェック」を参照してください。

アイコン 準拠する基規準類
  • 日本建築学会「鉄筋コンクリート造配筋指針・同解説(2021年版)」(以下「RC配筋指針」と呼びます。)
  • 日本建築学会「鉄筋コンクリ-ト構造計算規準・同解説(2024年版)」(以下「RC規準」と呼びます。)
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■RC柱構造規定チェック
ダイアログ
項目 説 明
Dx / 柱最小幅(片隅フック、フック後曲げ) 柱最小幅は、RC配筋指針の「付A3.帯筋・あばら筋の形状別の柱・梁幅の最小寸法」による値を表示します (補足1.参照)。
主筋、帯筋に2種の径が混在する場合は、太いほうの径を用いた時の寸法です。
例)径1:4-D29、径2:2-D22 → 6-D29
Dx / 柱最小幅(片隅フック、フック先曲げ)
Dy / 柱最小幅(片隅フック、フック後曲げ)
Dy / 柱最小幅(片隅フック、フック先曲げ)
Pg/Pgmin RC規準の「14条 柱の軸方向力と曲げに対する断面算定」 4.(2)」により、 コンクリート全断面積に対する主筋全断面積の割合が規定値以上となっているかを確認します。
Pg 全主筋断面積/Dx・Dy
Pgmin 0.8%
Pwx/Pwmin RC規準の「15条 梁・柱および柱梁接合部のせん断に対する算定 2.(4)ⅱ)」により、 せん断補強筋比が規定値以上となっているかを確認します。
Pw 帯筋比
Pwmin 0.2%
Pwy/Pwmin
せん断筋ピッチ/ピッチ最大値 RC規準の「15条 梁・柱および柱梁接合部のせん断に対する算定 2.(4)ⅳ)」により、 せん断補強筋ピッチが上限以下となっているかを確認します。
ピッチ最大値 100mm
かぶり厚(mm) かぶり厚の値を柱最小幅に用います(初期値:40mm)
かぶり厚は変更することができ、入力すると最小値・推奨値を自動的に変更します。

■RCはり構造規定チェック
ダイアログ
項目 説 明
B / はり最小幅(片隅フック、フック後曲げ) はり最小幅は、RC配筋指針の 「付A3.帯筋・あばら筋の形状別の柱・梁幅の最小寸法」による値を表示します (補足1.参照)。
主筋、あばら筋に2種の径が混在する場合は、太いほうの径を用いた時の寸法です。
例)径1:4-D29、径2:2-D22 → 6-D29
B / はり最小幅(片隅フック、フック先曲げ)
Ptu/Ptmin RC規準の「13条 梁の曲げに対する断面算定 5.(1)」により、引張鉄筋比が0.4%以上となっているかを確認します。 上端引張の場合と下端引張の場合、それぞれに対して確認しますが、長期最大応力を受ける側について存在応力を考慮して判断してください。
Ptu Atu/bd
Ptd Atd/bd
Ptmin 0.4%
ここに、Atu、Atdはそれぞれ、上端下端の主筋断面積。
dは引張主筋断面重心から、圧縮縁までの距離で、下式により求めます。
d=D-dt
dt=かぶり厚+あばら筋径×1.1+最外径/2
2段筋以降は、1.5×主筋径+最外径、25mm+最外径のうち大きいほうの間隔をdtに加算します。
Ptd/Ptmin
γ 複筋比γを表示します。
γ Ptu / PtdまたはPtd / Ptuのうち、1を超えないほう
Pw/Pwmin RC規準の「15条 梁・柱および柱梁接合部のせん断に対する算定 2.(4)ⅱ)」により、 せん断補強筋比が規定値以上となっているかを確認します。
Pw あばら筋比
Pwmin 0.2%
せん断筋ピッチ/ピッチ最大値 せん断補強筋のピッチとその最大値(0.5Dかつ250mm以下)を表示します。
かぶり厚(mm) かぶり厚の値をはり最小幅に用います(初期値:40mm)。
かぶり厚は変更することができ、入力すると最小値・推奨値を自動的に変更します。

■RC基礎ばり構造規定チェック
ダイアログ
項目 説 明
B / はり最小幅(片隅フック、フック後曲げ) はり最小幅は、RC配筋指針の 「付A3.帯筋・あばら筋の形状別の柱・梁幅の最小寸法」による値を表示します (補足1.参照)。
主筋、あばら筋に2種の径が混在する場合は、太いほうの径を用いた時の寸法です。
例)径1:4-D29、径2:2-D22 → 6-D29
B / はり最小幅(片隅フック、フック先曲げ)
Ptu/Ptmin RC規準の「13条 梁の曲げに対する断面算定 5.(1)」により、引張鉄筋比が0.4%以上となっているかを確認します。 上端引張の場合と下端引張の場合、それぞれに対して確認しますが、長期最大応力を受ける側について存在応力を考慮して判断してください。
Ptu Atu/bd
Ptd Atd/bd
Ptmin 0.4%
ここに、Atu、Atdはそれぞれ、上端下端の主筋断面積。
dは引張主筋断面重心から、圧縮縁までの距離で、下式により求めます。
d=D-dt
dt=かぶり厚+あばら筋径×1.1+最外径/2
2段筋以降は、1.5×主筋径+最外径、25mm+最外径のうち大きいほうの間隔をdtに加算します。
Ptd/Ptmin
γ 複筋比γを表示します。
γ Ptu / PtdまたはPtd / Ptuのうち、1を超えないほう
Pw/Pwmin RC規準の「15条 梁・柱および柱梁接合部のせん断に対する算定 2.(4)ⅱ)」により、 せん断補強筋比が規定値以上となっているかを確認します。
Pw あばら筋比
Pwmin 0.2%
せん断筋ピッチ/ピッチ最大値 せん断補強筋のピッチとその最大値(0.5Dかつ250mm以下)を表示します。
かぶり厚(mm) かぶり厚の値を基礎ばり最小幅に用います(初期値:50mm)。
かぶり厚は変更することができ、入力すると最小値・推奨値を自動的に変更します。


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  1. 主筋が11本以上の場合の柱はり最小幅
    主筋が11本以上の場合は、10本を超える本数に下表の数値P1を掛けて加算します。

    主筋径 D16 D19 D22 D25 D29 D32 D35 D38 D41
    P1(mm) 51 54 59 67 77 85 93 100 109


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